りんごの産地は青森県、長野県、岩手県などです。平成18年の収穫量が最も多いのは、青森県で全体の53％、次いで長野県が21％となっており、この2県で全国の約７割を占めています。今回ご紹介するリンゴは「シナノスイート」です。「ふじ」と「つがる」を交雑して、長野県果樹試験場が育成したりんごです。交雑を開始したのは1978年（昭和53年）で、1993年（平成5年）に育成を完了し、1996年（平成8年）に品種登録されましたりんごには多くの栄養価が含まれています、特に『食物繊維』や『カリウム』が多く含まれており、りんごの皮には食物繊維が多く、むだなく摂取するには、皮のまま丸かじりするとより効果的です。10月中が出回り時期ですので、見かけましたら是非お試し下さい。

ナガノパープルは、巨峰とリザマートを両親に、市内にある長野県果樹試験場で育成された新品種のぶどうです。平成4年に品種登録され、その後10年以上かけ増殖・安定栽培化し市場に出たのは平成17年と、まだまだ生産量も少なく、希少なぶどうです。ナガノパープルの特徴は、何と言っても種がなく、皮まで食べられる、大粒のぶどうだと言うことです。ナガノパープル一房を食べると、赤ワイン1本分と同程度のポリフェノールを摂取できるそうです。産地はもちろん長野です。
※ 品種登録時には「巨峰」と「ロザリオビアンコ」の交配組み合わせによる育成とされていましたが、花粉親が「リザマート」であることが明らかとなり、平成22年12月22日に長野県果樹試験場から公表されました。